駐在生活

アメリカと日本の人事の違い(いち社員の視点から)

アメリカで働いてみて驚いたことの1つが

人事組織の社員への関わり方が日本と違うということです。

 

※アメリカでも日本でも1つの会社にしか属してないので

あくまで個人の感想。

 

いち社員の立場からですが、

以下の3つの点で人事のあり方の違いを感じています。

  1. 職場環境
  2. スピード感
  3. 社員へのコミュニケーションの仕方

 

恐らくアメリカ人事の根底にあるのは

社員の満足度・エンゲージメント(会社への愛着)向上

超重要課題ということだと思います。

 

アメリカでは転職が一般的なので、

優秀な人材をいかに留めて会社の利益に貢献してもらうのか。

社員定着のための予算や権限が与えられているんだなと考えています。

オフィス環境から感じる差

私は現在

日本本社→アメリカの子会社

に出向しています。

 

ぶっちゃけアメリカオフィスが快適すぎて

日本の職場に戻るのが若干憂鬱なくらいです(笑)。

 

アメリカの私の職場

  • 1人1人にブース(部長以上は個室)
  • お菓子や飲み物(水・コーヒー・ジュースなど常に10種類以上)
  • 休憩スペース完備
  • 会社のロゴが入ったグッズを定期的にくれる
  • 定期的にケータリングで朝ごはんやランチ

イメージ図

アメリカで働く他社の友人も

大体同じような設備だと言っていました。

むしろ平社員も含めて全員個室(!)だという友人もいました。

 

日本の私の職場

  • 席は島型、パーテーションもなく隣の人との距離が近い
  • 飲み物・食べ物は全て持参
  • 休憩スペースなし
  • 会社から業務に関係ないものを支給されることはない
  • 飲み会多い。もちろん自己負担。

…とザ・昭和型のオフィスでした。

(もちろん会社によりますよね。新しくて綺麗な職場もあると思います。)

 

基本的にアメリカの方が

社員の働く環境整備にお金を使ってくれているなぁと

感じます。

スピード感と柔軟性

仕事のスピード感も日米で異なるように思います。

 

例えばコロナ対応。

アメリカでは2020年の2月上旬頃にコロナの感染が一気に拡大し、

私の勤める会社では

約2週間後には全社員の在宅勤務が開始されました。

 

そこから今日に至るまで数週間単位で、

様々な社内規定や働く環境がアップデートされています。

  • 完全在宅勤務の期間設定
  • オフィス訪問ルール
  • 出張ルール
  • VPN環境の整備
  • リモートワークのコツを毎週水曜日にメルマガ配信
  • バーチャルでの社員イベント企画

などなど。

 

一方で日本から感染拡大直後こそ

日本への帰国を制限する通達が出たものの

数ヶ月音沙汰はなく。

 

結局日本の人事から、コロナ状況下での改定規定が正式通達されたのは

在宅勤務になって5ヶ月ほど経った頃だったと思います。

 

ただ人事としても、一旦社内規定を決めてしまうと

なかなか変更ができないので

慎重になるのは分かる気がします。

 

アメリカは走りながら考えるスタイル、

日本は石橋を叩いて渡るスタイルで

しっかりした物を出したいんだろうなと思います。

コミュニケーションの取り方

最後の違いは人事⇄社員のコミュニケーションについて。

 

まず連絡頻度が違います。

アメリカ人事から月に一度程度の頻度で、

全社員出席のはェブ会議で情報共有があります。

その他メールでも規定のアップデートやリマインドが送られてきたり。

働く環境やストレス度についてのアンケートもありました。

 

困ったことがあったらここに連絡してね、

というコンタクト先もメールで案内されました。

 

あとは一貫して、社員の安全第一であることが

どんなコミュニケーションにも繰り返し伝えられていました。

 

実際に

  • 会社への出社・出張全面禁止、
  • どうしても業務の都合で出社が必要な場合はマネジメントの事前許可取得の義務付け

安全面を考えた運用をしてくれているので説得力があります。

 

日本本社で色々検討してくれていたようなのですが

その様子は一切入って来ず、

こちらの様子も聞かれず、

放置されている気がして結構悲しかったです(笑)

 

コロナになるまでは、

そもそも人事との接点が限られていたので

こうした有事だからこそ違いを強く感じるんだろうなと思います。

おまけ)人事の面白い取り組み

最後に知人の会社の事例で、

発想が面白いなと思った取り組みを紹介します。

 

在宅勤務でのコミュニケーション活性化のために行われたイベント。

毎日30分昼休憩の時間に会社の人と話をしたらポイントを付与し、

一番ポイントを獲得した人にアップルウォッチをプレゼントする

というもの。

しかも同点首位は全員もらえるのだそうです。

なんとも太っ腹な企画ですよね。

 

また別の例では、

オンラインのランチ会を人事が企画。

(日本でもZoom飲み会が行われていると思いますが、

こちらではあまり飲み会文化がなく、代わりにランチをよく一緒に取ります)。

 

食事代としてUber eatsのギフトカードが2000円送られてきたそうです。

 

日本の飲み会は

完全に就業後に、しかも自己負担なのに…!

 

なぜこんなに人事が柔軟で予算もあるかということ

冒頭に書いたように、

人が会社にとって重要なリソースであり

やめさせないことに焦点があるからだろうなと思います。

 

どちらかということ、

日本の人事は

円滑に社員を管理することに主眼があるのかなと思います。

 

もちろん日本の人事制度の方がいいところもあって、

例えば産休・育休は日本の方が長い。

 

数年単位で取ると思いますが、

アメリカは大体半年くらいで復帰します。

良いところが掛け合わせられればいいのになぁと思います。

ABOUT ME
なまけもの
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「まぁいっか」が口癖のアメリカ駐在アラサー女。 出向するまで紆余曲折あり色々迷ったので、同じような人の役に少しでも立てればと情報発信中。 特技はいつでもどこでも寝られること。